ニュースレター Vol.116

VISCA NEWS

医療広告ガイドライン2020年傾向と対策~医院が気を付けるべき表現

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Q1 - 自由診療のところで注意を受けたのですが、どう直せばいいの?

A- たとえば歯科の場合は、ホワイトニングやインプラントなどの「自由診療」について、注意を受けるケー スが増えています。規制を限定解除するためにも、医院の住所や電話番号など「お問い合わせ先」はもち ろん、「料金」や「デメリット・リスク」も必ず明示するようにしましょう。

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Q2 - 気をつけたほうがよい表現はありますか?

A- 「絶対安全な治療」「最善の治療」「痛くない治療」など言い切りの表現は、医療上ありえないため NGです。「最新設備」や「最新の治療」などについては、「2020年4月現在」など時期が記され ていれば掲載可能ですが、他に最新の治療・設備が登場した時点で表記ができなくなってしまいま す。また、「●●エリアで初めて」や「●●で唯一」という表現は、事実であってもNGです。

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Q3 - 専門医の資格がなければ、専門医と書いてはいけないの?

A- 広告可能な専門医は限られており、専門の資格がないのに専門的に見える表現や、単に「〇〇専門 医」だけの表記はNGです。なお、認定医・指導医については、ホームページにお問い合わせ先や自 由診療の料金・リスク等が記載されていれば限定解除でき、掲載可能です。

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Q4 - 治療のビフォーアフターの写真は載せられるの?

A- 掲載は可能です。ただし、年齢・症状・治療内容・費用・治療期間・デメリットなどのデータを明 示する必要があり、写真の加工も不可です。なお最近は、ビフォーアフターの写真は掲載しない医院様が増えている傾向です。

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Q5 - 動物病院のホームページは、何を気をつければいいの?

A- 動物病院は厚生労働省の管轄ではないので、「医療広告ガイドライン」は適応されません。管轄である農林水産省の「獣医療広告ガイドライン」では、今のところは動物病院のホームページは広告扱いではありません。とはいえ、最善・確実・最良など言い切りの表現は避けたほうが、飼 い主さんからのクレーム防止の観点からもよいでしょう。

また、医療広告ガイドラインz と大きく異なる点として、低価格競争を避ける観点から、診療費の 掲載や低価格を思わせる表現はNGですので、お気をつけください。

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